マニアックブログ
アップライトピアノと普通のピアノの違いとアップライトピアノ買取
アップライトピアノとは、一般家庭にも設置しやすいように本来は水平に張られる弦を、垂直方向に張ることでコンパクトにしたものです。
普通のピアノとは、一般的に「ピアノ」と表現される場合に意味することの多いグランドピアノのことを指します。
グランドピアノは、学校や発表会、演奏会などの際に使われることの多い、前方が大きく張り出したピアノです。
これは、誰もが一度は目にしたことがありますよね。
アップライトピアノとグランドピアノ、その違いは実は見た目と弦の張り方だけではありません。
ひとつは、ハンマーの動きが違ってきます。
水平に張られた弦の上にハンマーがある形のグランドピアノでは、ハンマーは重力によって、自らの重みで元の位置に戻ります。
それに比べてアップライトピアノの場合、垂直に張られた弦の手前にハンマーが設置されているため、自重では元の位置に戻ることができず、スプリングを使って戻されています。
そのため、アップライトピアノはグランドピアノより連打に弱いといわれています。
そしてもう一つはペダルの役割です。
大きな違いは「音を抑える」機能です。
アップライトピアノの場合、真ん中のマフラーペダルはピアノの音量を下げるためのものですが、グランドピアノにはこの機能はありません。
それ以外のペダルにも機能的に違いがあるため、演奏者はその違いをよく知っておく必要があります。