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YAMAHA(ヤマハ)のYHR-869Dについて【ホルン】

YAMAHA(ヤマハ)のカスタムホルンにはいくつかのモデルがありますが、今回はフルダブルホルンのYHR-869Dをご紹介しましょう。

12.1mmのボアサイズにMSストローベルのYHR-869Dには、レガートがしやすいように作られたリードパイプが採用されています。
このリードパイプによってしっかりとした抵抗感が生まれ、また音程のバランスも適度で、高い表現力も実現しています。
ベルをMSサイズにした事で響きはより一層煌びやかな印象になっていますし、バルブキャップをヘビータイプとした事で音色と響きに豊潤さもプラスされました。
抜差管の中管と外管には、音を余さず伝える事によって実現する素早いレスポンスを考慮し、高硬度洋白材を使っています。
可動式小指掛けを備えた事で、手の大小を問わず丁度良いポジションで楽器を保持する事も出来るようになっています。
ベアリング機構も高精度ですし、真鍮で作られているバルブケーシングは二体式で、リン青銅材を軸受部に用い、高い耐久性も実現しています。

更に一般的なフルダブルホルンは抜差管が主管とF管にあるのに対し、YAMAHA(ヤマハ)のYHR-869DはB♭管にも抜差管がつけられています。
これにより音程をさらに細かく調整する事が出来るようになっているのです。
薄めのリム形状のマウスピースを用いた事で高い柔軟性と演奏性も得られていますね。
その他仕様としましては、イエローブラスベルにクリアラッカー仕上げ、ウォーターキイ付となっています。

YAMAHA(ヤマハ)のYHR-869Dはフォルテッシモの響きは実にパワフル、ピアニッシモはソフトで繊細、しっとりとしつつも色鮮やかな音色を持っています。
どの音域でも音程はバランス良く、なめらかなレガートも実現しており、さすがYAMAHA(ヤマハ)と言える質の高さを備えたホルンに仕上がっています。
ぜひ多くの方にお試しいただきたいですね。

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