マニアックブログ

エフェクターの中でもオーバードライブと言えばFulltone（フルトーン）のOCDの名を挙げる方も多いのではないでしょうか。

特にソリッドステートアンプとの組み合わせが素晴らしく、ボリュームを抑えても高解像度のクリーントーンをキープできますし、ピッキングにもしっかり反応してくれます。
クラスAアンプ特有の輝きに満ちた響き、たっぷりとしたオーバートーン、奥行きある歪みを魅力とし、アンプ未使用でも確実にタッチに反応して自然な音質が生まれます。
パワフルな音圧の低音域も持ち味のひとつで、シングルコイルピックアップを搭載するテレキャスターなどでも申し分のない音圧が得られるようになるでしょう。
中域はあまり膨らみませんのでソロでは物足りなさを感じるかもしれませんが、リフなら問題ありません。
ハイピークではボトムエンドも歪みも増幅され、ボリューム満点のブリティッシュサウンドを生み出せますし、ローピークではギターアンプそのものの音が得られます。
Fulltone（フルトーン）のOCDは発売以来改良が続けられ、バージョンごとに音質には多少の違いが見られます。
例えばOCD V2というバージョンでは、サウンドの質を保てるようトゥルーバイパスとエンハンスドバイパスが切り替え可能、サウンドもより現代的になっていますね。

 

残念ながらFulltone（フルトーン）はすでに廃業となってしまっていますが、OCDはまだ中古などで手に入れることが可能です。
気になる方はぜひお探しになってみてください。