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YAMAHA(ヤマハ)のYHR-871Dについて【ホルン】
多様な楽器を取り扱うYAMAHA(ヤマハ)ですが、ホルンも多くのモデルを取り揃えています。
例えばフルダブルホルンのYHR-871Dは、YAMAHA(ヤマハ)のYHR-861の流れをくむ正統派ガイヤータイプの本格モデルですね。
YHR-861は世界中のホルン奏者から高く評価されていたモデルですが、そのYHR-861の愛用者の協力を得て開発されたのがYHR-871Dなのです。
巻き形状は正統派ガイヤースタイルにならい、ベルはミディアム、リムワイヤーは太めを選択したことで奥行きのある筋の通った音色が生み出されます。
また12.1mmのボアサイズとしたことで楽器としての性能を余さず発揮できていると言っても過言ではないでしょう。
ゴールドブラスを用いたリードパイプは新たに設計されたもので、どの音域でもフラットな音色と吹き心地が実現しています。
抜差管中管にもゴールドブラスを使い、音色をはっきりさせるとともに響きに奥行きも持たせています。
ラウンドタイプの主管抜差管形状としたことで息もすんなりと通ります。
レスポンスの良さと耐久面を考慮しバルブケーシングは洋白材を採用、ホロータイプの第4ローターも備わっています。
第4レバーと小指掛けは可動式となっておりお好みで調整できますし、ロング引手環もB♭管第2抜差し管に設けています。
彫刻を加えた真鍮製のロータリーバルブキャップや、洋白材のベルスクリュー部など、上質な雰囲気も随所から感じられますね。
たっぷりとした倍音を持つ響きに申し分のないレスポンス、全音域でばらつきのない鳴りを備え、朗らかな音色も艶やかで瑞々しい音色も自在に生み出せるYHR-871D。
まさにYAMAHA(ヤマハ)のガイヤーと言える音色を、ぜひ味わってみてください。