1. HOME
  2. スタッフブログ
  3. CANARE(カナレ),mogami(モガミ),シールド,新着情報
  4. シールドをつくってみよう!

スタッフブログ

シールドをつくってみよう!

 

エレキギターやエレキベースにとってシールド(ケーブル)は必需品です。

 

様々なメーカーから色々な種類のシールドが販売されており、値段もお手頃なものから

ギター一本買えてしまうようなお値段のものまで数え切れないほど種類があります。

そして何よりシールドは使い続けていると傷んでしまう消耗品です。

出来ればそこそこ長持ちして安価なものがいいという方には

『シールドをつくる』ことをオススメします♪

 

パーツ屋さんに行ってみると1mで200円しないぐらいのものが売っています。

その中にはmogami(モガミ)やCANARE(カナレ)などすでに完成品で販売されているものと同じケーブルが多数存在します。

さらに必要になるのがギターやアンプに差し込む為のプラグです。

今回はSwitchcraft(スイッチクラフト)社製のプラグを使用します。

今回は上記に出ているmogami(モガミ)のNo.2549というシールドを使ってつくっていきますね♪

必要なもの

・シールド、プラグ、(収縮チューブ)

必要な工具

・はんだごて、はんだ、電工用ニッパ(ワイヤーストリッパー)、はさみ、定規、ラジオペンチ

【()内はあれば便利です。】

 では早速はじめてみましょう♪

 

1

はんだごてをあたためています。この間に先に出来る作業をしてしまいましょう!

まずは自分の作りたい長さにはさみなどで切っておきます。

そして先端の被服をニッパなどで向いて下さい。

このとき内部のセンまで切ってしまわないように注意しましょう。

外側のジャラジャラな配線は少しだけなら抜け落ちても大丈夫です。

3

シールドの先端が剥けたらつぎはジャラジャラの部分はアースとして使用しますのでねじってまとめてしまいましょう!

 4

綺麗にまとまりました!

そして今使用しているこのmogami(モガミ) No.2549は2芯(黒い被服の中に2本の別の線が通っています。)のシールドなので

ホット側、コールド(アース)側の線に分かれます。ホット、アースなどの言い方が分かりにくい場合は

+(プラス)がホット、-(マイナス)がアースと考えてみると分かり易いかと思います♪

透明の被服側をホット、写真ではすでに一番外のアース線と混ぜてねじっていて見えませんが青い被服側をアースとして使います。

 そして次はホット側の先端だけを出すようにして被服を剥いてしまいます。

 5

こんな感じです♪

そしてこのままではアース側のネジネジ線が長すぎるのでプラグにあてがって適当な長さに切ります。

ここまで作業していればもうはんだごてはあたたまっているはずなので

はんだ付けをしていきましょう!

……と言ってもいきなり何もない金属にはんだ付けをするのは難しいものです。

そこで、予備はんだと呼ばれる作業を行います。

 6

すこし見えづらいですが後にはんだ付けが必要になるホット線、アース線にそれぞれ予備はんだをしています。

そしてこれをプラグ側にも行いましょう!

2

上側の丸っこいところがホット側、下側のプレート形状のところがアース側になります。

 このプラグ、種類にもよりますが今回使用しているSwitchcraft(スイッチクラフト)社製のプラグはあたたまるまで少し時間がかかります。

充分熱してからはんだ付けしないとうまくはんだが乗らずにぽろっと取れてしまう可能性もあります。

ただし、熱しすぎるとプラグの故障にも繋がりますので何回もつくって感覚を掴み慣れて行きましょう♪

※熱した直後のプラグは非常に高温なので素手では触らないようにしましょう!やけどなどの怪我に繋がります!

そして良く忘れがちな作業があります。

7

はい!プラグとケーブルを繋げる前に必ず収縮チューブ、スリーブ、プラグのソケット部分を通しておきましょう!

まだ片側しか作業していない場合は反対側の先端から通すことが出来ますがようやく完成間近なときにやってしまうと

いちどはんだ付けしたものを取り外さないといけなくなります。

この作業は結構手間と時間がかかるので絶対に収縮チューブ、スリーブ、プラグのソケット部ははんだ付けする前に

通しておきましょう!

 

さて、いよいよプラグとケーブルを組み合わせます。

 

8

 つきました!

ケーブルのホット側とプラグのホット側が、ケーブルのアース側とプラグのアース側が

それぞれはんだ付けされました♪

 そしてこの段階で…

11

矢印の部分をラジオペンチなどでまげてケーブルがばたつかないように挟み込んで固定します。

 

9

つぎに収縮チューブを通して収縮させます。一番いい方法はヒートガンと呼ばれる工具を使うことなのですが、

今回ははんだごてを使用して収縮させました。

なかなか難しいです…

収縮チューブが縮んだら次はスリーブを通し、ソケットを取り付けて片側完成!

同様の作業を反対側でも行えば……

10

 完成!

と思わずに一度ギターやアンプに繋いで正常か確認してやっと完成です♪

今回ご紹介したもの以外にも多種多様なシールド、プラグがあります。

それぞれ構造が違ったりするので皆様も是非ご自身でシールド製作をお試し下さいませ♪

 

皆様も是非一度シールド製作をお試し下さいませ♪

 

関連記事

まずはお気軽に査定依頼を!