マニアックブログ

全楽器の中で、もっとも低い音が出る楽器って、何だと思いますか？

実は、「チューバ」という楽器なんです。

バス歌手が出せる一番低い声の、さらに1オクターブ低い音を出すことができるんです。

チューバという楽器は1835年につくられたバス・チューバが原点となっています。
見た目はトランペットを大きくしたような感じの金管楽器ですが、トランペットとは違って、片手でしっかりとボデを支えるようにして演奏します。

また、チューバには、大きく分けてF管（エフカン）・E♭管（エスカン）・C管（ツェーカン）・B♭管（ベーカン）の4つの調が存在しており、構造も様々。
その管は、最長960センチにもなり、それを複雑に折り曲げることで作られているんですよ。

その見た目から、肺活量がとても入りそうに見えるのですが…実際は、クラリネットやトランペットよりも少し多く、フルートより少ないくらいの肺活量で演奏することができます。
ですから、女性の奏者も多い楽器なんですよ。

チューバの音は低すぎるため、普通のスピーカーでの再現は不可能。
音は聞こえても、チューバそのももの音とはいえないんですね。

チューバの演奏を聴く機会があれば、ぜひ集中して聴いてみて、最も低い音を体感してみてください。