マニアックブログ

多種多様な楽器を扱っているYAMAHA（ヤマハ）では、トロンボーンにも豊富なラインナップが揃っています。
その中でもYSL-895ENは、ジャズ演奏家の中川英二郎氏と協力して開発されたモデルです。

ブレのない暗めの音色と高い機動力、素早いレスポンスを持っているだけでなく、全音域で安定感ある音質と吹奏感を備え、思い通りの演奏を可能にしてくれます。
初心者から上級者まで、ジャンルを問わずお使いいただけるでしょう。

YAMAHA（ヤマハ）のYSL-895ENはカスタムシリーズBb管のトロンボーンで、スライド中管と唾抜き部分以外は真鍮で作られています。
イエローブラスのスライド外管に、イエローブラス一枚取りのベル（直径204mm）を採用したゴールドラッカー仕上げです。
カギ継ぎ一枚取りのベルを使った事で音に芯が生まれつつ、柔らかさも生みだしてくれています。
フォルテシモでも余裕ある音量がありますし、テナーバストロンボーンからでも違和感なく持ち替えられるでしょう。
軽量化されたスライドによって高音域においてより自由な演奏が可能になっていますし、ピアニシモでも抜群のレスポンスでたっぷりとした響きを得られます。

中川英二郎氏が開発協力したマウスピース「EIJIRO」はリム内径を小さくした事で、疾走感のある晴れやかな音色が生まれていますね。
その他仕様としましては、洋白を内管に用い、細管12.90mmのボアサイズとなっています。YAMAHA（ヤマハ）のYSL-895ENは存在感ある音色を持ちつつも決して悪目立ちする事なく、他の楽器にもスムーズに溶け込んでくれるトロンボーンです。
抜群の表現力を備えるYSL-895ENの魅力をぜひ多くの方に味わってみていただきたいですね。